大豆の種まき
2025年6月7日

2026年に味噌玉で仕込む味噌作りに向けて、大人6名、子ども3名で大豆の種まきを行いました。

五福では本来、不耕起栽培で農を行っています。今回は参加者の皆さんに不耕起栽培の畑を見学していただき、農法についての説明も行いましたが、種まきに必要な広さの関係から、実際の作業は近隣の畑を使用しました。

五福では本来、不耕起栽培で農を行っています。今回は参加者の皆さんに不耕起栽培の畑を見学していただき、農法についての説明も行いましたが、種まきに必要な広さの関係から、実際の作業は近隣の畑を使用しました。

蒔いた大豆の品種は、伊那谷産の無農薬「ギンレイ」、伊那谷産「鞍掛豆」、岩手産「紅大豆」の3種に加え、別プロジェクト用のホウキモロコシです。近年、豆類の生育や収穫が安定しないこともあり、1週間ほど遅らせて、別の畑にも同じ品種を蒔きました。

結果として、遅れて蒔いた畑の方が発芽・生育ともに良好でした。草が適度に残っていたことで土の保水性が保たれ、照り返しも防がれ、青々と元気に育ったためです。

左の写真:6月13日発芽の様子。右の写真:7月8日はトラクターで頻繁に耕しているため、乾燥しています。根元も不安定です。

一方、参加者の皆さんと蒔いた畑では、持ち主の方のご厚意で畝間を機械で耕してくださっていました。不耕起栽培を想定していましたが、慣行農法が一般的な現代においては、その意図が十分に伝わらず、「やさしさ」から耕すという行為につながっていました。
画像(右)からも乾燥しているのがわかります。根もとも不安定です。

不耕起栽培の畑 7/20頃

不耕起栽培の畑では、草は根を残し狩りとりますが、畝間や大豆の根元に敷き詰めます。常にしっとりと保水され、実際に作業をしていても、照り返しもなく心地よく感じる時もあるほどです。
ホウキモロコシについても、印は残したものの、畝がなく分かりづらかったため、蒔いた直後にトラクターで耕されてしまい(その後すぐに列を変えて蒔き直しました)、伝え方や事前の共有など、反省すべき点が多く見られる回ともなりました。

7月20日頃 花芽がつきました

収穫に関しては、残念ながら思うような結果にはなりませんでした。
実は莢はついたものの、中身が太らず、ほぼ収穫できない状態に終わりました。
また、種をお裾分けした参加者の方からも、同様に収穫できなかったとの声がありました。

近年、猛暑の影響もあるのか、豆類の栽培が非常に難しくなっているようです。
同じ地域で農を営む方々に話を伺っても、「今年は豆がほとんど採れなかった」という声が多く聞かれました。

11月近くまで、待ってみましたが実が大きくなることはありませんでした。

農を通して、気候や環境の変化について考えさせられる日々です。
植物がその時代の環境に合わせて変化していくのか、
それとも人の手によって品種改良が進んでいくのか——
どちらが正解かは分かりません。

ただ、こうした問いそのものを、
次回以降の栽培や体験を通じて、参加者の皆さんと共有していけたらと考えています。

今回は残念な結果に終わりましたが、
来年度は改善策を検討し、収穫までたどり着けるよう再挑戦したいと思います。


なお、別プロジェクトとして育てていたホウキモロコシは順調に育ち、収穫もできました。
この成果については、また別の機会にご報告できればと思います。



味噌玉づくりは、食文化であると同時に、農・暮らし・人の関係性が重なり合う営みです。
今回の気づきや反省も含め、次の回へとつなげながら、伊那谷の味噌玉文化を地域の皆さんと共に育てていきたいと考えています。

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